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help RSS 食卓からの経済学

<<   作成日時 : 2012/01/20 22:26   >>

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最近の読書ネタ。


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 「食卓からの経済学」
 日下公人・著/祥伝社黄金文庫

これはとても楽しい本です。

個人的に著者の日下公人さんのファンという事もあって、当初は彼の本ならなんでも読んでやろうというぐらいの気持ちで、特にタイトルに惹かれたわけでもなく手に取った一冊だったのですが、いやはやこれほどおもしろい本だとは。

内容は「食事」にまつわるおもしろいエピソードや人物などを紹介しながら、そこからビジネスやマーケティングに役立つヒントはないか考えよう、というものです。たとえば冒頭のコーヒーの話題からしておもしろい。東京のとある高名なホテルではお客に「本格的にまずいコーヒー」を出していた、というのである。

なぜ「本格的にまずいコーヒー」が出されていたのか、そこから分かる現代の経営者が学ぶべきこととは?・・・・と、まあこんな感じの本でございます。

コーヒーの話から始まり砂糖、パン、スープ、チーズ、林檎・・・はたまた一見食とは関係なさそうな保険業界の話やトイレのウォシュレット、第二次世界大戦の日本の潜水艦の裏話まで、著者の広い学識とするどい見識には脱帽するばかり。歴史などについても食文化を通じてでしか知り得ない事など色々たくさんあるのだなあと考えさせられる。

また、「一杯一万円ものコーヒーを出す店がなぜ繁盛するか」、「大英帝国の没落を生んだ新式の製糖法」、「1960年代のアメリカでインスタントコーヒーが売れなくなったのはアポロ計画が関係している」、「米ソ融和は秋葉原が生んだ」・・・などなど、グルメやビシネスに興味の無い人でも、目から鱗のトリビア満載の雑学本としても楽しめること請け合いの一冊です。

著者が最終的にいいたいことは、文化と技術、生活と産業は両者は一見違うもののように見えて、お互いに密接に関係しあって発展している、それがおもしろい、ということだそうです。



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